Slackで定期的に確認をサポートするbotアプリ「KurocoWorkflow」のインストールと利用方法
想定作業時間:5分
アプリ概要説明
Slackにてメンションがついた投稿に「👍」スタンプがつけられるまで、定期的にリマインドを送るbotをKurocoにて作成しました。
- このパッケージはSlack用「確認お願いしますボット」の仕様(誰か作ってほしい)の記事にインスピレーションを得て1日で作成したものです。
- 月間3000ワークフロー程度の利用で無料枠1100円/月を超える予想です。
- こちらのパッケージをOEMで提供していただく、または改造いただいても構いません。全て管理画面で設定されたものです。不具合や要望など是非、フィードバックをください。
起動条件
下記条件にてAppが起動されます。
- @KurocoWorkflow にメンションがついていること
- 誰か宛にメンションがついていること
リマインド時間の設定
下記条件にて、メンション受けた人で「👍」または「👎」スタンプをつけてない人に定期的にDMでリマインダーが送られます。
- デフォルト:12時間毎
- 投稿内に「🔥」が記載されている場合:1時間毎(メッセージを編集して、途中から緊急にもできます)
完了条件
下記にてリマインドが完了します。
- slackのメッセージに「👍」または「👎」スタンプをつける
キャンセルの条件
下記にてリマインドがキャンセルされます。
- slackのメッセージ内に「❌」スタンプを記入する(つまり投稿者のみキャンセル可能です)
ウォッチの条件
下記にて結果がDMで共有されます。
- slackのメッセージに「👀」スタンプをつける
ワークフロー終了の条件
メンションを受けた人が全員「👍」または「👎」のリアクションをすると、ワークフローが終了します。
Kurocoの登録
それではアプリのインストール方法を説明します。
まずはKurocoの登録します。KurocoのFree Trial画面へアクセスします。
https://kuroco.app/ja/free_trial/
必要事項を記入し、[送信する]をクリックします。 「パッケージ」は、必ず「ワークフローSlackボット」を選択してください。
登録したメールアドレスに登録完了のメールが届きます。メール内に記載されている管理画面URLをクリックし、ログインを行います。 下記画面が表示されます。
APIドメインの確認
Slack連携に必要となるAPIドメインを確認します。[環境設定] -> [アカウント設定]をクリックします。
アカウント設定画面が表示されるので、「APIドメイン」を確認します。
こちらは後ほど利用するのでコピーをとっておいてください。
エンドポイントの確認
Slack連携に必要となるエンドポイントを確認します。
[API] -> [ForSlack]をクリックします。
すでに作成されているエンドポイントのパスを確認します。
上記の場合、/rcms-api/3/event
をコピーしておいてください。
一旦ここまででKurocoの登録完了です。
Slackアプリのインストール方法
それではAppのインストール方法を記載します。
Appを作成する
Slack APIにアクセスし、[Create an App]をクリックします。
ポップアップでApp作成画面が表示されるので、[From an app manifest]をクリックします。
Workspace選択画面が表示されます。
「Pick a workspace to develop your app in:」フィールドより、Appを利用するworkspaceを選択し[Next]をクリックします。
Enter app manifest below画面が表示されるので、「YAML」のテキストエリアに下記を貼り付けます。
_metadata:
major_version: 1
minor_version: 1
display_information:
name: KurocoWorkflow
features:
bot_user:
display_name: KurocoWorkflow
always_online: true
oauth_config:
scopes:
bot:
- app_mentions:read
- channels:history
- chat:write
- emoji:read
- im:history
- im:write
- mpim:history
- reactions:read
- team:read
- users:read
- groups:history
- groups:read
- groups:write
settings:
event_subscriptions:
request_url: https://sample.a.kuroco.app/rcms-api/3/event
bot_events:
- app_mention
- reaction_added
- reaction_removed
org_deploy_enabled: true
socket_mode_enabled: false
token_rotation_enabled: false
上記コード内の https://sample.a.kuroco.app/rcms-api/3/event
には、先ほどKurocoの管理画面でコピーした APIドメイン/エンドポイント
を記載してください。
貼り付け後、[NEXT]をクリックします。
[Create]をクリックし、APIの作成が完了です。
AppをWorkspaceにインストールする
次に、先ほど作成したAppをWorkspaceにインストールします。
[Install to Workspace]をクリックします。
アクセス権限のリクエスト画面が表示されるので、[許可する]をクリックします。
次に、イベントを設定します。左サイドバーより[Event Subsctriptions]をクリックします。
Request URLには、先ほど同様コピーした APIドメイン/エンドポイント
を入力し、[Save Changes]をクリックします。
次に、トークンを確認します。左サイドバーより、[OAuth & Permissions]をクリックします。
「Bot User OAuth Token」が表示されるので、コピーします。
Appの情報編集
デフォルトだとAppのアイコンが表示されないので、画像設定をします。 左サイドバーより[Basic Information]をクリックします。
「Display Information」より、[Add App Icon]をクリックします。
今回はKurocoのアイコンをアップロードしました。(画像はこちらからダウンロードできます。) 画像アップロードされたら完了です。アイコンが設定されました。
アプリの確認
Workspaceを確認すると、Appに「KurocoWorkflow」が追加されていることが確認できます。
Slackにアプリは追加されていますが、設定完了していないのでまだアプリは動きません。次にKurocoとアプリを連携します。
Kurocoの設定
最後に、Kurocoに先ほどコピーしたトークンを設定します。
Kuroco管理画面より[外部システム連携] -> [slack]をクリックします。
Slack連携設定画面が表示されるので、「有効にする」にチェックを入れます。「Bot User OAuth Token」には先ほどコピーしたBot User OAuth Tokenを入力し、[更新する]をクリックします。
以上で設定完了です。
動作確認
それではSlackにて動作を確認します。対象のSlack Workspaceに移動し、@kurocoWorkflow と自分にメンションをつけてメッセージを投稿します。
「👍」スタンプでリアクションしない場合、リマインダーが届きます。
運用
投稿の確認
Kurocoの管理画面[コンテンツ] -> [ワークフロー]より、投稿状況が確認できます。
絵文字管理
Kurocoの管理画面[コンテンツ] -> [マスタ] -> [アクション絵文字]をクリックします。
マスタ編集より、絵文字とアクションの管理ができます。
現在は下記のように設定されています。
action | アクション名 | emoji | 絵文字 | 説明 |
---|---|---|---|---|
canceled | キャンセルする | x | ❌ | ワークフローのメッセージ内に編集で記入するとキャンセルになります。 |
approved | 承認する | 1 | 👍 | ワークフローを承認します。メンションされた人が承認か拒否を全員すると完了します。 |
rejected | 拒否する | -1 | 👎 | ワークフローを拒否します。メンションされた人が承認か拒否を全員すると完了します。 |
asap | 緊急 | fire | 🔥 | ワークフローのメッセージ内に編集で入れると緊急(1時間毎に通知)になります。 |
watch | ウォッチする | eyes | 👀 | ワークフローが完了になると通知がきます |
マスタはCSVのアップロードにより、編集可能です。
サポート
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