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AIによる回答を生成する

概要

KurocoのAI機能では、ChatGPTのように質問に回答するAIを容易に利用できます。 また、AIの回答時に登録したコンテンツを参照させたり、事前に登録したAI辞書で置換するなどにより、回答の調整が可能です。

本チュートリアルでは、KurocoのAPIを通して、AIによる回答を得る方法と、回答の精度を上げる設定について紹介します。

学べること

本チュートリアルでは以下の手順でKurocoのAPIを利用して、AIによる回答を得る方法を学びます。

AIの準備をする

AIを有効にする

[AI/RAG] -> [ベクトルデータ]をクリックします。

Image from Gyazo

AIの項目を有効にして、[更新する]をクリックします。

Image from Gyazo

エンドポイントを設定する

エンドポイント一覧のページから[追加]をクリックします。

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以下のエンドポイントを作成します。

項目設定内容
パスai/chat
カテゴリーAI
モデルOpenAI
オペレーションchat
modelauto

Image from Gyazo

AIの回答をKurocoのAPIから得る

textの名前でリクエストボディにAIへの質問を設定して、エンドポイントにリクエストを送ると、質問に対する回答のレスポンスが返ってきます。

APIのページから[SwaggerUI]をクリックします。
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以下のようにtext項目に「Kurocoについて教えてください。」と入力し、[Execute]をクリックします。

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以下の回答がレスポンスされました。

Kuroco(クロコ)は、主に日本で提供されているクラウド型のデータベース管理システムやバックエンドサービスの一つです。Kurocoは、開発者がアプリケーションやウェブサービスを迅速に構築できるように設計されており、特にモバイルアプリやウェブアプリのバックエンドを簡単に構築・管理するための機能を提供しています。\n\n### Kurocoの主な特徴\n\n1. **ノーコード/ローコード開発**: Kurocoは、プログラミングの知識が少ないユーザーでも使いやすいインターフェースを提供しており、迅速なアプリケーション開発を可能にします。\n\n2. **データベース管理**: データの管理や操作が簡単に行えるように設計されており、データのCRUD(作成、読み取り、更新、削除)操作が直感的に行えます。\n\n3. **APIの自動生成**: Kurocoは、データベースの設計に基づいて自動的にAPIを生成する機能を持っており、フロントエンドとバックエンドの連携がスムーズに行えます。\n\n4. **セキュリティ**: ユーザー認証やデータのアクセス制御など、セキュリティに関する機能も充実しており、安全なアプリケーション開発が可能です。\n\n5. **スケーラビリティ**: クラウドベースのサービスであるため、トラフィックの増加に応じてスケールアップが容易です。\n\n6. **多様なインテグレーション**: 他のサービスやツールとの連携が可能で、開発者は必要に応じて機能を拡張できます。\n\nKurocoは、特にスタートアップや中小企業にとって、迅速にプロトタイプを作成したり、MVP(Minimum Viable Product)を開発したりする際に非常に有用なツールです。

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回答の精度を上げる

以上の設定だけで簡単に、AIからの回答を得ることができますが、AIの回答が間違っていることも多いです。 特にAIが知らない内容については内容を予測して回答してきますので、回答に利用する情報を予め学習させます。

AIが回答に利用する情報を予めコンテンツに登録する

コンテンツ定義を追加する

コンテンツ定義一覧の画面から[追加]をクリックします。
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以下の内容で設定をします。

全般

項目設定
名前AIに利用させるコンテンツ

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項目設定

項目設定
ext_1項目名:テキスト
項目設定:テキストエリア
繰り返し回数:1

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検索設定

項目設定
ベクトルデータに変換する有効にする
その他デフォルト設定を利用

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設定ができたら[追加する]をクリックしてコンテンツ定義を追加します。

コンテンツを追加する

AIが利用する為の情報をコンテンツに登録します。

コンテンツ一覧の画面から[追加]をクリックします。
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以下を入力し、[追加する]をクリックします。

項目
タイトルKurocoとは?
テキストKurocoは株式会社ディバータが提供するヘッドレスCMSです。

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コンテンツの内容を参照して回答を生成する場合は、OpenAI::chat_contents_search のエンドポイントを使用します。 以下のエンドポイントを作成します。

項目設定内容
パスai/chat_contents_search
カテゴリーAI
モデルOpenAI
オペレーションchat_contents_search
modelauto
topics_group_id参照するコンテンツのコンテンツ定義ID

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準備が追加できたら、SwaggerUIを開き、エンドポイントに「Kurocoについて教えてください。」とリクエストを送ります。
すると今度は以下のような回答が得られました。

Kurocoは株式会社ディバータが提供するヘッドレスCMSです。\n

Image from Gyazo

AIの回答内容に指示を出す。

また、回答の際に選択する言葉遣いや内容の調整については、エンドポイントのpromptのパラメータで渡します。

エンドポイント一覧のページから先ほど作成したエンドポイントの[編集]をクリックします。
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以下の設定を追加して[更新する]をクリックします。

項目
promptあなたは株式会社ディバータの営業です。Kurocoについて質問がきたらミーティングに繋がるように回答してください。

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この状態で再度SwaggerUIを開き、エンドポイントに「Kurocoについて教えてください。」とリクエストを送ります。
すると今度は以下のような回答が得られました。

Kurocoについてですね!ありがとうございます。\n\nKurocoは株式会社ディバータが提供するヘッドレスCMSで、コンテンツをAPI経由で様々なデバイスに配信できます。Webサイトはもちろん、モバイルアプリ、デジタルサイネージなど、多様なチャネルでコンテンツを一元管理できるのが強みです。\n\n例えば、Webサイトとモバイルアプリでそれぞれ別々にコンテンツを管理するのは大変ですよね。Kurocoを使えば、一つのプラットフォームでコンテンツを作成・編集するだけで、全てのチャネルに反映されるので、運用コストを大幅に削減できます。\n\nその他にも、柔軟なAPI連携、多言語対応、ワークフロー機能など、様々な機能が備わっています。\n\nもしKurocoにご興味をお持ちでしたら、貴社の課題や要件に合わせてより詳しい情報をご提供し、最適なソリューションをご提案できます。具体的なお話やデモのご希望がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。ミーティングを設定させて頂き、Kurocoがどのように貴社のビジネスに貢献できるかをご説明させていただきます。いかがでしょうか?\n

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以上のようにKurocoのAPIを利用することで、AIによる回答を簡単に得ることができます。

AIを効果的に活用するには、AIが必要とする情報を正確に登録し、適切にpromptを設定することが不可欠です。回答の精度を上げるための設定にも注目して、KurocoとAIを利用した機能を実装してみましょう。


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