多言語サイトを構築する際に気をつけることを教えてください
Kurocoでは多言語サイトを簡単に構築できるようになっていますが、以下のような点に注意して構築をしてみてください。
注意点
1.多言語の概念について
Kurocoでは主言語・副言語という概念が基本になっています。主言語で構成されたサイトに副言語で多言語の情報を付与するという仕組みになっています。
多言語構成する例)
主言語:日本語
副言語:英語、スペイン語、フランス語など
この仕組みが要求仕様に合わない場合には、複数の管理画面で管理する方がよいです。
なお、副言語を設定した後に主言語を変更することは出来ないのでご注意ください。
2.多言語サイトのフォルダやドメインの構造について
一般的には、多言語サイトは第1階層のフォルダ名に、短縮された言語のフォルダが入るか、サブドメインに言語などの文字列をセットします。
APIを呼び出す際に_langなどのパラメータでコンテンツを制御しましょう。
フォルダの例)
主言語:/example/
副言語(英語):/en/example/
3.SEO対策について
多言語サイトのSEOも大切なので、ヘッダーにhreflangを必ず設置しましょう。
多言語サイトのSEO対策については、Googleの多地域、多言語のサイトの案内 を参照ください。
Kurocoは主言語・副言語という形で同様のコンテンツを複数の言語で表示する仕組みなので、canonical属性とalternate属性と同様にhreflang属性を利用する方法が適しています。
sitemap.xmlで複数言語のURLをアノテーションする方法もあります。
4.しっかり翻訳する
中途半端に翻訳されたページは、閲覧者はもちろん検索エンジンも混乱させてしまう可能性があります。しっかりとした翻訳を心がけましょう。
翻訳が難しい場合は、Google翻訳などのツールを利用するのも有効です。
Google翻訳を利用する場合は、主語を明確にし、文章を短く簡潔に記述してから自動翻訳をするのがお勧めです。
例)
改善前:後で見ます
改善後:私は後であなたの資料を見ます。
5.ページの表示速度が上がるように工夫する
KurocoはCDNが標準で設定されていますので、上手く利用してページの表示速度が上がるように工夫しましょう。SEOにも有効です。
中国ではグレートファイアウォールや通信の南北問題、Googleのドメインのようなブロックされているドメインを利用しないなども考慮する必要があります。
6.地域毎に対応が必要な法律について
GDPR(General Data Protection Regulation:EU一般データ保護規則)など、地域毎に対応が必要な法律もあります。
設定する地域の法律に違反していないか、注意して設定ください。
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